クレジットカード多重申込はどこまで可能？ １０ヶ月で１７枚発行の実績を紹介
ポイントサイトでマイルを貯めるにあたり最初に手掛けたのがクレジットカードの発行です。
マイラー諸兄のブログを読んでソラチカ、ＡＮＡワイドゴールドなど必須といわれるカードから特色のあるカード、キャンペーンの魅力的なカードなどを作っているうちにマイラー活動１０ヶ月で１７枚のクレジットカードを発行してしまいました(^^;
以前から保有していた７枚中２枚を解約して合計２２枚のカードを現在保有しています。（デビットカードはこの他に４枚）
途中失敗もありましたが多分年間で２０枚の発行に到達する見込みです。
かなりの多重申込も含めた発行の履歴と、現在保有するカードの自分なりの評価をまとめました。
空マイラー時代のクレジットカード
現役時代は海外出張も多く、法人カードを含め１０数枚のクレジットカードを保有していましたが引退後には多少整理して、昨年１１月時点での保有カードは７枚、主なものは以下のとおりです。
ダイナースクラブカード
ｄカードゴールド
ＶＩＳＡゴールドカード（法人）
ＪＣＢゴールドカード（法人）
ＪＡＬＪＣＢカード（一般）
ＡＮＡＪＣＢカード（一般）
アプラスカード（提携）
この時代のメインカードはダイナース、ただし特に海外での取扱い店舗が少ないこともあって年間使用額はＶＩＳＡゴールドとほぼ同じでした。
２０１６年のＶＩＳＡ使用額がステージＶ３となったので２０１７年はボーナスポイントが期待できると喜んでいた直後にテラヤマアニ氏のブログでＡＮＡＶＩＳＡワイドゴールドをメインにすべしとのお告げがあり(^^;
陸マイラー活動開始にあたってクレジットカードの品揃えを根本から見直すことになりました。
怒涛のペースでクレジットカード発行
諸兄のブログで必須といわれるソラチカ、ＳＦＣやＪＧＣを目指すならＡＮＡゴールドとＪＡＬ ＣＬＵＢ－Ａは最低限必要、そして時々使っていた通販サイトもそれぞれ得意カードがあることを知り２０１６年１２月から一気にカード申込を開始しました。
１２月に一挙４枚をはじめ、１月に２枚、２月も２枚、３月は１枚でしたが４月に再び４枚と、ここまで５ヶ月で１３枚です。
一応クレジットカード多重申込の警告は読んでいましたが、出足から順調に発行を重ね有頂天になっていたようです。
ついに経験した審査落ち、それでもめげずに再挑戦
５月中旬から７月初旬まで世界一周旅行に出かけるため、長期不在の間にカードが届く申込はできません。そこで連休中に１枚新規申込みをしたのがＭＵＦＧカードゴールドアメックス。
ところが速攻で来た結果通知はまさかの審査落ち。理由を考える暇もなく世界一周へ旅立ちました。
実は春頃から多くのブログでｓｐｇアメックスが素晴らしいとの記事があり、一番効果的な入会方法を考えていた時なのでかなりのショックです。
審査落ちしたら６ヶ月は新規申込を控えるようによく言われているので、年末まで待とうかと思っていました。
世界一周帰国後の７月末、何故かポイントサイトの一撃１万マイル！との表示に負けてポチッとしてしまいました(^^; 心配する間もなくその日の内にセゾンカードインターナショナルの発行手続きが完了したとの通知です♪
８月に入りアメックスゴールドを含む２枚を発行、晴れて９月にはアメックスゴールドからの自分紹介でｓｐｇアメックスを入手完了し、結局７月に１枚、８月に２枚、９月に１枚で１０ヶ月１７枚の記録達成となりました(笑)
さてここでクレジットカードの審査に何が最も影響しているのか経験を元に独断で判断してみます。
最重要なのはカードを良く使って問題なく支払っている（いわゆるクレヒスが良い）ことではないでしょうか。
更にメインのカードの保有期間が長ければプラスに働くようです。
私の場合ダイナースは３０数年、ＶＩＳＡゴールドは１５年ぐらいコンスタントに使用、その他のカードも少しずつ使用していました。
一気に多量のカード発行を手掛けるのは確かに問題です。
私の場合、直前１ヶ月で４枚、過去６ヶ月で１３枚の発行履歴が審査落ちに繋がったのは疑いありません。
１２月は審査結果も待たずに３枚のカードを同時申込しましたが、その後は審査結果の通知を確認してから次の申込をするよう心がけています。
クレヒスが良くてキャッシング枠を殆ど設定していなければ毎月２枚程度は問題なく発行可能と考えています。
また、カード発行会社による審査の難易度も関係していると思われます。
審査落ちしたのが銀行系カードで、２ヶ月後に発行できたのが流通系カードというのが象徴的でした。
今回は審査落ちから２ヶ月後にカード発行が可能でしたが、基本的には６ヶ月の間を空けるのが賢明です。私のような賭けはしないほうがいいでしょう(^^;
保有するクレジットカードの使用状況と評価
今手元にある２２枚のカードのうち主要なカードの発行経緯、使用目的、使用状況と評価、そして今後の予定をまとめます。
１．ｓｐｇアメックス １７年９月発行
年会費税抜３１，０００
最も新しいカードです、アメックスゴールドからの自分紹介で発行できました。
長所としてはｓｐｇゴールド会員資格の自動付与、毎年継続時の無料宿泊特典、マイル交換対象航空会社が多岐にわたり交換レートも非常に良い、 宿泊時のアップグレードなどの特典など数えきれないくらいです。
ｓｐｇとマリオットが統合したことによりゴールド会員資格の対象はシェラトン、ウェスティン、マリオット、リッツカールトンなどに広がりました。
一方デメリットは高い年会費や、ｓｐｇを統合したマリオットが中国アリババと合弁したことによる今後のサービスレベルへの懸念があります。
→今後はメインカードの中心として活用予定ですが、まだ使っていません。（引落口座設定に３週間必要なので最初の請求締め日までは使わない方がいい）
こんないいことずくめのｓｐｇアメックスですが、入会特典は知人からの紹介が最もポイントを獲得できます。（入会後３ヶ月以内に１０万利用で１７０００スターポイント獲得） もし知人にｓｐｇやアメックスのメンバーがいなければ私から紹介することも可能です。当ページサイドバーにあるお問い合わせリンクから 件名ｓｐｇアメックスとしてご連絡ください。
２．アメックスゴールド １７年８月発行
年会費税抜２９，０００（初年度無料）＋３，０００（メンバーシップリワードプラス登録）
初年度会費無料でｓｐｇを含む各種アメックスカードに自分を含む紹介が可能なこと、そのポイントの大きいことから入会しました。
限度額に固定リミットがない、ゴールドダイニング（２名で１名無料）、 プライオリティパスの発行（年２回の制約あり）などダイナースクラブと重複するメリットが多くあります。
一方ポイントを効率的にマイルに交換するには最低３０００円のリワードプラスが必要で（ＡＮＡマイルには更に５０００円の参加費必要）、実質年会費がかなり高額になります。
→今後約１年ダイナースとの比較で評価し、今後の活用方法を決定するつもりです。
こちらも入会特典は知人からの紹介が最もポイントを獲得できます。（入会後３ヶ月以内に２０万利用で２００００ポイント獲得）そして最初にアメックスゴールドを知人の紹介で発行すれば次にｓｐｇアメックスを自分紹介で発行することが可能です。（私自身この形でｓｐｇを発行しました） もし知人にアメックスのメンバーがいなければ上記同様私から紹介することも可能です。当ページサイドバーにあるお問い合わせリンクから 件名アメックスゴールドとしてご連絡ください。
年会費税抜２２，０００＋６，０００（グローバルマイレージ登録）
３０年以上前から保有し、その間ステータスも含め私自身のメインカードとして揺らぎない立場でした。それだけに思い入れも強いカードです。
限度額に固定リミットがない、トラベルデスクの豊富なメニュー（特に５０万以上の購入で都内から羽田のタクシー無料は有用）、エグゼクティブダイニング（２名で１名無料）、そして独自のラウンジ利用（海外各地で多くのラウンジと独自で提携しているので利用範囲は広い、ただし同伴者は有料）などのメリットがあります。
一方デメリットとしては実質年会費が高い、特に海外では使用できる範囲が少ないなどですが、長期保有者としては継続利用者への還元が少ない、前年実績での優遇がないことなどが不満です。
→今まではメインカードの中心として世界一周航空券などの高額支払いに活用してきました。今後はｓｐｇやアメックスとの比較でポジションを考えます。
ダイナースクラブはポイントサイトで時々高額のポイントがつきますが、現在ちょびリッチではカード発行だけで２００００円相当と制約条件のない案件になっています。
ちょびリッチ未入会の方は当ページからの入会で５００ポイントもらえます。
更にダイナースの公式入会キャンペーンでは３０万円利用とエグゼクティブダイニングの利用という条件で年会費相当のキャッシュバックがあるようです。こういう大盤振舞いを見ると既存会員としては複雑ですね。
４．ＡＮＡ ＶＩＳＡワイドゴールド １６年１２月発行
年会費税抜１４，０００→９，５００（Ｗｅｂ明細＋リボ）
家族会員税抜４，０００→２，５００
ＡＮＡマイルを貯めるのに最強との記事を見て入会しました。これに伴いＡＮＡＪＣＢカード（一般）は解約。それまでＶＩＳＡゴールドカード（法人）でポイントを貯めステージＶ３まで達成したのも捨てました(^^;
ＡＮＡマイルへの還元率が高い（特にリボ利用で）、使用できる範囲が広い（特に海外）、前年実績でボーナスポイントあり（今年既に３００万は越え来年はステージＶ３）などのメリットがあるのと、ＳＦＣを目指すならゴールドが必須です。
一方、還元率を高くする為の毎月のリボ金額調整がとても面倒でいつも悩まされています。
→メインカードの一つとして大活躍中、特に海外では必須のカードです。
ＡＮＡは複数カードで複数会員番号が保有可能。ポイントサイトはあっても少額（今はなし）ですが、ＡＮＡ公式の入会キャンペーンはいつも充実しています。
５．ＪＡＬグローバルクラブ ＣＬＵＢ－Ａ １７年２月発行
年会費税抜１０，０００＋３，０００（ショッピングプレミアム登録）
家族会員税抜１０，０００（ＪＧＣの場合）
ＪＧＣに必須なので入会し、ＪＡＬＪＣＢカード（一般）はこれに伴い解約しました。
このカード利用分はＪＡＬに直接マイル付与なのでポイント交換の面倒がありません。忘れやすい人間としては有難い仕組みです。
ショッピングプレミアムは年間６０万強の決済が損益分岐点なので航空券など購入なら必要、私は登録して既に元はとりました。ツアープレミアムはパック旅行や格安航空券を活用するなら必要ですが私はあまり利用しないので登録していません。
また電子マネーＷＡＯＮのチャ－ジ・利用でもマイルが貯まります。イオンなどの店は近くにないのでほぼ税金支払い専用で使用しています。
夫婦でＪＧＣになるとそれなりの年会費になるが、その割に優遇策がない（前年実績の反映など）、Ｗｅｂが使いにくい、などがデメリットでしょうか。
→ＪＧＣ特典享受のために持ち続けます。今年は決済多額なのでショッピングプレミアムに登録しましたが来年は他のカードとの利用計画に応じ再検討します。
現在ポイントサイトでは数千円分のポイントで出ていますが、ＪＡＬは会員番号が単一なので既にＪＡＬ会員であればカードを新規に発行してもポイントサイトの特典は得られません。
６．ソラチカ（ＡＮＡ ＴｏＭｅカード） １６年１２月発行
年会費税抜２，０００
陸マイラーで知らない人はないカードですね。ＡＮＡマイルを貯めるには必須ということで最初に発行しました。
唯一のＡＮＡマイルに９０％で交換可能な中継サイトです。
ただ、Ｗｅｂページの反映が遅く確認が面倒なのは残念ですね。
→マイラー活動中は持ち続けます。一般には死蔵すべしと言われますが、私はＰＡＳＭＯ一体型にしたので常時携帯中。
ポイントサイトにはほぼ出ません。未保有の方は待たずに直ちに発行すべきです。
７．ｄカードゴールド 以前から保有
年会費税抜１０，０００ 家族会員無料
ドコモの携帯からｉＰｈｏｎｅに変更した時ドコモショップで勧められ入会しました。
ドコモの通信料金に対してポイントが付与される（通信料金決済が別のクレジットでもＯＫ）、ケータイ補償もあります。また付帯保険に航空機遅延損害補償があり、今回の世界一周でお世話になりました。（海外での航空機遅延損害補償が無条件付帯のカードは少ない）
一方、付与ポイントと年会費のバランスはどうなのか微妙なところです。
→暫くは持ち続けますがどこかで評価し直す予定。
８．ライフカード １６年１２月発行
年会費無料
陸マイラーとしてポイントサイトから最初に申込んだ案件です、それまでライフカードは知りませんでした。
誕生月のポイント５倍（今は３倍）、充実した入会キャンペーン、前年実績でステージ上がると還元率アップなど魅力がありました。
ところが今年、全ての優遇措置について改悪が実施され輝きを失いました。その他Ｗｅｂページの反映が遅くしかも使いにくい点も不満です。
→今後は誕生月に特化して使用の予定です。
９－２２．その他のカードは現在評価中、あまり利用価値の見いだせないものはいずれ整理する予定です。
まとめ
常時携帯するカードは５枚を基本にしています。
ＰＡＳＭＯ一体型ソラチカはパスケースに。
財布に入れる４枚は時々変わりますが基本以下の組合せです。
ｓｐｇアメックス 常時携帯
ＡＮＡＶＩＳＡワイドゴールド 常時携帯
ＪＧＣ ＣＬＵＢーＡ 旅行時は必ず
アメックスゴールド 入会直後でキャンペーン達成のため最大限利用中
アメックスの条件達成後はダイナースかアメックスのどちらか、また新規カード発行すれば暫くはそのカード、が４枚目となります。
次の新規カードとして考えているのは フライングブルーＶＩＳＡカードゴールド です。
期限付きですがフライングブルーゴールド＝スカイチームエリートプラスのステータスが提供されるキャンペーン中で申込んでみようと思います。
ＪＧＣにはなりましたが、世界一周などで自分の行きたい所は必ずしもワンワールドだけでカバーできません。そういう路線は短距離なのでエコノミーでも充分ですが、空港でラウンジが使えると大分楽になります。
１２月には陸マイラー開始から１年になるので、その時点で再度評価してみたいと思います。
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